視察最終日

福岡県大野城市 「おおのじょうしまちなかわくわくパビリオン」について
日本最古の山城眠る大野城の大野城市は、660年白村江の戦いで百済が唐・新羅連合軍に負け、その後663年日本(倭)が百済復興のために兵力を送り、唐水軍に敗北し、唐の日本襲来に備えた日本最古の山城がある市です。大野城市で創作された大野城物語「タスク岩の伝説」にもそのことが記されています。
今回は大野城流おもてなし「おおのじょうまちなかわくわくパビリオン」を主宰している(共催大野城市、後援大野城市商工会・西日本鉄道㈱)(一社)大野城市にぎわいづくり協議会の活動をうかがいました。大野城市内の概ねのイベントを、冊子として掲載し、8万部印刷、市内、近郊へ全戸ポスティングしています。
市報への折り込みの場合とポスティングを比べて、読まれる率の高い(と考えられる)ポスティングを行っているとのことです。
平成29年度は10月から12月までの期間で35プログラムを実施しました。延べの参加者は14,149名。大野城市は福岡市のベットタウンとして人口の増加している市です。これまで観光には積極的に取り組んでこなかったが、歴史、自然が豊富なことに着目し、観光に取り組むことになりました。観光協会のないためににぎわいづくり協議会が観光部門も担当しています。
ほかのまちでも多く見受けられますが事務局長の力量が他の団体や行政などとの関係性を滑らかにし、コンテンツの多いにぎわいづくりの成否を左右します。
女性が元気な事務局は成功しているところが多い。組織を縦社会でとらえる男性だとこの業務はかなり困難です。
今後の課題は事務局長を含む事務局職員さんが単年度契約であり毎年契約更新をしていること。
給与水準はその他団体に準ずるとのことですが、継続事業を担うのであればその改善が必要なのではと感じました。

今回の視察目的外ですが市役所隣のふるさとにぎわい館では、赤ちゃんの駅があり、子育てに優しいまちであることを実感しました。